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中水 かおるさん 会社員/京都市在住 35歳■シャツ 25歳のころ。
1週間の休みをもらい初めてパリへ。
本当は1人で海外なんて不安でたまらなかった。
まずは、美しいシャツが並ぶ店で、勇気がいると思いながら、
「試着してもいい?」と覚えたてのフランス語で伝える。
緊張したけれど、シャツ1枚でこの旅はとっても楽しくなりそう!
とドキドキした。自分の意志でどこにでも行ける。大人になるのは、なんて素敵なことなんだ、と。旅立ちと行動の喜びをくれたシャツです。
■ワンピース 20歳のころ。
デザイン的にも金額的にも背伸びをして、思い切って買ったワンピース。もったいないけれど、あえて普段着として着ていました。
■シャツ 白いシャツは黄ばんでしまう。
このシャツは衣類を整理するたびに、何度も捨てようと思いながら置いていたもの。
自分の節目の時期を思い出させてくれたからかもしれません。
とはいえ、染め替えることで、30代の今、職場でも着ることができる日常着として復活したのは予想外で、ほんとにうれしいです。
深い藍色になることで、白いシャツ時代とはまた違う着こなしもできます。不思議ですね。
■ワンピース 30代半ばの大人も着られるワンピースに変化したのが驚きです!
変身後のワンピースに合わせて、
最近、上から羽織れそうなブラウスを購入。
大切な友と久しぶりに会うときに、わくわくしながら、着用しましたー。
2007年2月にお聞きしました